「認知機能」は、知的機能、あるいは知ること、また考える方法であって、感じる、想像する、記憶する、推理する、判断する課程を包含する概念とされています。(Churchill’s medical dictionary)
私たちは、五感を通して外部から入ってきた情報から、物事や自分の置かれている状況を認識し、言葉を自由に操って表現したり、お金の計算や管理をしたり、新しい友人の名前やお店の場所を記憶したり、問題解決のために手段を考えたりしながら、日常生活を送っています。
新しく商品を購入するときには、売れ筋や性能、等の情報収集、これまでの使用経験の知見や好みなどと照らし合わせ思考・分析します。
そしてショップに行って、店員とやりとりをして、最終的にどうするかの判断をしますが、これらの過程では様々な認知機能を使っているのです。
このような一連の行為をスムーズに行うためには、多くの「認知機能」が関わっていますが、加齢や病気だけでなく、日常における過度なストレス・疲労・睡眠不足、等でも変動します。 認知機能の特性は人それぞれであり、自身の認知機能を知り、強みにすることで「自分らしい暮らし方、働き方を続けられる」ことが可能となります。
「認知機能」は私たちが健全で知的な社会生活を営むための「知的機能」であるともいえます。
(認知機能の見える化研究所)