認知機能評価の医療での活用は、認知症の早期発見だけではない
認知機能評価は主にMCIや認知症の早期発見のためのスクリーニングとして活用されています。しかし認知機能の低下自体は、認知症だけでなく神経変性疾患、脳梗塞や脳出血、甲状腺機能低下症やビタミンB12欠乏症、脱水などが原因で […]
地域高齢者の自立に向けた介護施設の役割期待
介護施設では、これまでも地域交流の場として施設開放するなど、地域に開かれた拠点として様々な取り組みが行われてきました。 更に今年4月の介護報酬改定の中で通所介護の運営基準に地域交流の規定が盛り込まれ、益々地域活動への関与 […]
認知機能チェックは生活改善に向けた気づきになる
自治体で実施されている「認知機能チェック」は認知症の早期発見と早期治療・初期集中支援につなげることを目的に取り組んでいるケースが多いようです。しかし実際は「気軽に認知機能チェックで来られる地域高齢者の方をいきなり病院につ […]
認知症予防はいつからはじめるべきなのか
本メルマガで紹介している大上哲也先生の論文の中で、「SCI を有する高齢者は問題のある運転行動をとりやすいが、この時期(SCI期)は自覚があり、代償的戦略をとっている可能性が高いため、違反や事故は少ない」という内容の記 […]
体温と血圧と認知機能
日々の体調を測る体温計や血圧計は身近なものとして存在しています。 血圧は最高が135mmHg未満、最低が85mmHg未満、が正常とされておりますが、実際の数値は個人差があり、老化に伴い血管は固く伸展性がなくなってくるため […]
高齢者の見守りサービスは医療のゲートオープナーにもなりうる
コロナ禍で外出制限などによる身体的フレイルの問題や、人と接する機会が少なくなることで不安の高まりによる精神症状の悪化や認知機能の低下がおこることが報じられています。 しかしながら、要介護認定を受けていない一人暮らしの高齢 […]
認知機能トレーニングはいつから、どの程度すればいいのか
昨今保険会社のCMなどを中心にMCI(軽度認知障害)の言葉を日常的に知る機会が増えています。 MCIの臨床的な定義は「記憶障害の訴えが本人または家族から認められている。客観的に1つ以上の認知機能(記憶や見当識など)の障害 […]
新型コロナウィルスと認知機能
コロナ禍により新しい生活様式の提言にもあるように、これからの生活スタイルは大きく変わっていくことが予見されています。ビジネスの現場でもテレワークやオンラインでの会議が当たり前になる中で、表情や身振り、手ぶり中心の非言語コ […]
認知機能とスポーツ
認知症予防に対して、運動による介入が一定の効果を示していることが報告されています。(斉藤琴子ら,MB Med Reha,206:30-35,2017) では、どのような運動が認知機能低下を抑制するのでしょう。 例えば、サ […]
認知機能と車の運転
高齢者による車の事故が報じられる中、免許返納をする人が増えています。しかしながら、運転を中止すると、要介護状態(危険性が約8倍)や認知症発症(約4割)のリスクを高めることが研究で報告されており※、高度な認知機能を必要とす […]